ブランドバッグの買取相場について
「買取率」とは、ブランドバッグを売る際に購入した価格と買い取る価格の割合を示した値です。
「買取率が高い」と言われる方が、高値がつきやすくお得に売れたといえます。そのため、買取額に注目するよりも買取率が高いかどうかで検討する方が重要です。
とはいえ、購入価格が高かったので買取率が高くなるとも限りません。
新品なのか中古なのか、販売元は国内正規店かどうかなどさまざまな理由で変動します。買取率はお店によって基準が違うため一概にこうだとは言えません。
買取率が高いブランド
一般的に買取率が高いと言われているブランドバッグは「ルイ・ヴィトン」です。
なかでも、「ネヴァーフル」「ダミエ」「モノグラム」などの定番ラインが最も買取率が高いとされています。
その理由として、
- ネヴァーフル…カジュアルなデザインで多様な服装に合わせやすく、痛みが目立ちにくい
- ダミエ…変色や汚れ、シミなどが目立ちにくく、キレイに見える
- モノグラム…ダミエよりも汚れが目立ちやすくなりますが、ダミエと同じく流行に左右されない定番柄として人気がある
また、「エルメス」の「ケリー」または「バーキン」であれば、購入価格以上の値がつくことがあります。これはなぜかというと、バーキンやケリーはエルメスのショップで購入歴があるお得意様でないと購入ができないからです。
ちなみにその他のブランドに関しては、「シャネル」は人気の「マトラッセ」であれば古くても値段がつきます。
しかし、その他のバッグに関しては買取率75%程度、「グッチ」は並行輸入品が多いので70%程度、「プラダ」は並行輸入やアウトレット等で販売されることが多いため、50%程度です。
高値になりやすいブランドバッグの特徴
同じブランドで状態もほぼ一緒のバッグでも、高値になりやすいものとなりにくいものがあります。
高値がつきやすいブランドバッグの特徴として挙げられるのが、"定番商品であるか"や"カラーは黒"であるかということです。
レア度の高い限定モデルよりも定番商品が高値になりやすい理由は、中古といっても高額なので、ひと目見てそのブランドの商品であると分かるものを選ぶ購入者が多いから。また、カラーにおいても汚れが目立ちにくく使い勝手のよい黒が人気だからです。
ブランドバッグを高く売る3つのポイント
ブランドバッグは、状態の良し悪しが最も重要です。傷や汚れ、シミなどがあると買取価格はもちろん下がります。
そのため、箱に入れて保管する場合にはカビ対策を、バッグの中にはクッション材などを入れて型崩れ対策をしっかりと行うことが大切です。
バッグの奥にたまったホコリは掃除機などで丁寧に取り除き、汚れがある場合は素材に合った専用のクリームなどで拭き取っておきましょう。
特にギャランティーカードはその商品が本物かどうかを証明するために必要不可欠なものです。商品が入っていた箱と一緒になくさないように持っておきましょう。
以上、ブランドバッグを売る際のご参考になれば幸いです。